医療用マスクなどの輸出を政府が禁止

ドイツ政府の新型コロナウイルス対策本部は4日、医療用マスクなどの輸出を原則的に禁止したことを明らかにした。国内の医療システムの機能を保つことが狙い。対策本部が指定した製品は今後、連邦保健省が一括調達したうえで、医療機関に配給する。

輸出が禁止された医療用製品はマスク、手袋、防護服、保護メガネ、樹脂製のフェイスシールド。これらの製品は国際協調支援活動など特別な場合を除いて輸出できなくなった。

新型コロナウイルスの感染者数は増え続けており、ロベルト・コッホ研究所(RKI)によると、3日15時時点の196人から4日10時には240人へと拡大した。欧州ではイタリア(2,502人)に次いで2番目に多い。ザクセン・アンハルト州を除く国内15州で感染が確認されている。

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