化学大手のコベストロは24日、ドイツ本国の業務を27日から段階的に正常化していくことを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて導入された学校閉鎖や接触制限などの措置の効果が出始めているほか、国と州が制限緩和に乗り出したことを踏まえた措置。マルクス・シュタイレマン社長は「社員とその家族の安全と健康は今後も最優先事項だ」と述べ、感染リスクを可能な限り低減させる意向を表明した。
出社する社員が増えると、感染リスクが高まることから、社内ではマスクの着用を義務付ける。マスクは会社が支給する。
出社しなくても業務を行える社員に対しては引き続き自宅で勤務するよう促している。