包装材大手の独ゲレスハイマーは14日の決算発表で、新型コロナウイルス用ワクチン容器の受注をすでに獲得していることを明らかにした。同ワクチンを開発しているすべてのメーカーから注文が入っているという。ディートマール・ジームセン社長は、今後2年間で見込まれる新型コロナワクチン容器の需要20億―25億本のうち同社は3分の1をカバーできると明言した。
2020年3-5月(第2四半期)決算の中核事業の売上高は3億6,300万ユーロとなり、内部成長ベースで前年同期を4.6%上回った。医薬品向け事業が好調で、化粧品向け事業の不振が相殺された格好。営業利益(EBITDA、調整済み)も同6.9%増の8,400万ユーロへと拡大した。