ドイツ鉄道(DB)が30日発表した2020年1-6月期(上半期)決算の税引き後損益は37億4,900万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2億500万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字幅は通期決算の過去最高を上回る水準。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて乗客が激減したほか、英子会社アリーバで14億ユーロの特別減損を計上したことが響いた。営業損益(EBIT、調整済み)は17億8,000万ユーロの赤字だった(前年同期は7億5,700万ユーロの黒字)。
売上高(調整済み)は194億2,300万ユーロで、前年同期を11.8%下回った。乗客数が39.7%、貨物輸送量が15.8%減少したことが反映された格好。