ダイムラーの乗用車・バン子会社メルセデスベンツは28日、ネット通販世界最大手の米アマゾンから配達用電気自動車(EV)1,800台を受注したと発表した。EV分野では同社史上最大の受注となる。年内にも納入を開始する。受注額は明らかにしていない。
アマゾンが欧州で使用する配達車両を供給する。内訳は中大型バン「eヴィトー」が約600台、大型バン「eスプリンター」が1,200台強。アマゾンは今後20年以内に配達車両でカーボンニュートラルを実現する目標を掲げており、2025年までには全配達車両のエネルギー源を再生エネへと切り替える意向だ。
メルセデスベンツは、地球温暖化防止に向けてアマゾンが立ち上げたイニシアチブ「ザ・クライメート・プレッジ(気候の誓約)」に参加する方針も明らかにした。同イニシアチブは温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定の目標を10年前倒しの40年に実現することを目指している。