製造業の輸出見通し、18年9月以来の高水準に

Ifo経済研究所が23日に発表した独製造業の2月の輸出期待指数(DI)は前月の7.5ポイントから10.7ポイントとへ上昇し、2018年9月以来の高水準を記録した。フュスト所長は「中国経済の良好な状態と米国の生産拡大がドイツの輸出を支えている」と述べた。

Ifoは月例の企業景況感指数調査の一環でメーカー約2,300社を対象に今後3カ月の輸出見通しを質問。メーカーは「増加する」「横ばい」「減少する」のなかから1つを選んで回答する。「増加」回答の割合から「減少」回答の割合を引いた数が輸出期待指数となる。

2月は化学と機械・設備業界で輸出見通しが特に良好だった。自動車も4カ月ぶりに数値が好転。電気設備は18年2月以来2年ぶりの高水準となった。

一方、家具と衣料品は厳しい状況が続いており、大幅な輸出減を見込む企業が多い。

上部へスクロール