VWと米社が独に全固体電池工場設置の方向

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が出資先の米クアンタムスケープと共同で全固体電池の生産施設をドイツに設置する方向だ。クアンタムスケープが14日明らかにしたもので、パイロット工場の設置拠点を年末までに選定することでVWの米子会社と合意した。VWの電池中核拠点である独北部のザルツギターが候補地となっている。

まずは年産能力1ギガワット時(GWh)の生産施設を建設。将来的に21GWhへと拡大する。クアンタムスケープのジャグディープ・シン最高経営責任者(CEO)は全固体電池を速やかに市場投入することが目標だと述べた。

一方、VWはメディアの問い合わせに、補助金の交付が全固体電池工場をドイツに設置することの前提になると指摘。ザルツギターにカンタムスケープとのパイロット工場を建設するかどうかは第4四半期(10~12月)までに決定すると回答した。

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