自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の親会社であるポルシェ・アウトモービル・ホールディングSEが公共交通・物流事業者向けソフトウエアを開発する独子会社PTVプラヌング・トランスポート・フェアケーアの過半数資本を英投資会社ブリッジポイントに売却する。PTVが19日に明らかにしたもので、持続可能なモビリティソフト分野での同社の主導的な地位を強化する狙いという。
ブリッジポイントはPTVの資本60%を取得する。出資額は非公開。ポルシェSEの出資比率は40%に低下する。年内の取引完了を見込む。
PTVはカールスルーエに本社を置く企業で、交通計画・運営と物流分野のソフトを手がけている。雇用規模は900人。同社製品は世界の2,500以上の都市で利用されている。ポルシェSEは同社を2017年に完全買収していた。