化学大手の独BASFは11日、デンマークのエネルギー大手オーステッドから洋上風力発電で作る電力の供給を受けることで合意したと発表した。BASFは生産の脱炭素化に取り組んでおり、すでに独RWE、スウェーデンのバッテンフォールとも同様の契約を締結済み。オーステッドとの契約期間は25年で、BASFが洋上風力発電分野で結ぶコーポレート電力購入契約(CPPA)では最も長い。
オーステッドは北海のドイツ海域に洋上風力発電パーク「ボルクム・リフグルント3」を建設し、2025年に稼働を開始する予定。発電容量は900メガワット(MW)で、BASFは186MWを確保した。固定価格で購入する。