製造業受注残高が12カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が17日発表した12月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を1.5%上回る148.7(暫定値)となり、統計開始(15年1月)後の最高を12カ月連続で更新した。同指数の増加は19カ月連続。原料・部品不足に伴う生産調整で受注残高が膨らんでいる。新型コロナウイルス感染症の流行を受けた規制が始まる直前の20年2月に比べると29.3%高い水準だ。

国内受注の残高が前月比3.0%増、国外が同0.8%増と、ともに拡大した。部門別でみると、中間財は1.2%、投資財は1.5%、消費財は2.4%増えた。

受注残月(受注残高を売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月の7.6カ月から7.7カ月へと拡大し、過去最高をこれまでに引き続き更新した。内訳は投資財が11.0カ月(前月10.8カ月)、中間財が4.0カ月(3.9カ月)、消費財が3.4カ月(3.3カ月)となっている。

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