高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは15日、米アラバマ州ビブ郡に車載電池工場を開設したと発表した。隣接するタスカルーサ郡の完成車工場で生産する電気自動車(BEV)向けに電池を製造する。
新工場は約300メートルの生産ラインを備える。雇用規模は約600人。計70以上の工程でリチウムイオン電池システムを製造する。
タスカルーサ工場はメルセデスの大型SUV生産拠点。ビブ工場で製造される電池はタスカルーサ工場で組み立てられるBEV「EQS」と「EQE」のSUVモデルに搭載される。EQSのSUVモデルは4月19日に世界初公開される予定だ。
メルセデスは欧州、アジア、北米の3大陸に計9カ所の電池生産施設を配置することを計画している。ビブ工場はそのうちの1つ。