自動車部品・ゴム製品大手の独コンチネンタルは7日、伝動ベルト製造の米WCCOベルティングを買収すると発表した。成長が見込まれる農業向けベルト事業を強化する。買収金額など取引の詳細は公表しないことで合意した。
WCCOは1954年の設立で、ノース・ダコタ州ウォーペトンに本社を置く。世界21カ国で製品を販売しており、従業員数は300人強。売り上げの4分の3を農業向け製品が占める。
コンチネンタルは世界的な人口増加とそれに伴うたんぱく質需要の拡大、気候変動に起因する収穫拡大圧力の強まりを踏まえ、農業向け伝動ベルト需要の拡大が長期的に続くと予想。同分野の事業を重点強化している。