BMWの上期販売13%減少、BEVは110%増に

独BMWが8日発表した上半期の乗用車販売台数は116万443台となり、前年同期を13.3%下回った。ロシアのウクライナ侵攻、中国のロックダウン、半導体不足が響いた格好。電気自動車(BEV)は好調で、110.3%増の7万5,891台と2倍以上に拡大した。

主力ブランドのBMWは13.7%減の101万6,541台へと後退した。同社によると、メルセデスなど競合を抑え高級車世界1位の座を堅持している。小型車ブランドのミニは10.9%減の14万711台。ロールスロイスは6.8%増の3,191台へと拡大した。

BMWとミニの合計販売台数を地域別でみると、足元の欧州は13.9%減の43万3,989台、アジアは14.7%減の49万3,988台、アメリカ大陸は9.1%減の20万3,806台と軒並み落ち込んだ。国別で最大の市場である中国は18.9%減の37万8,727台で、両ブランドの世界販売に占める割合は32.7%だった。

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