VWグループが権限を再編

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは1日、取締役会、ブランド・グループ、およびブランド間で権限を再編すると発表した。車両の電動・IoT化といった課題に適切に対応できるようにする狙い。同日付で新体制に移行した。

取締役会の権限をグループ全体の目標設定、目標実現に向けた道筋の設定、プラットホームと技術分野でのシナジー実現に集約する。これに伴い取締役ポスト数を12から9へと削減。1日付で就任したオリファー・ブルーメ新社長は戦略、品質、設計、およびソフト子会社カリアドに専念する。

各ブランドの権限・責任は拡大する。

ブランドをカテゴリー別に組織するブランド・グループ(大衆車、高級車、スポーツ車、商用車の4つ)では、各グループ内の指揮系統を簡素化する。

シナジー効果を引き出すため、調達、研究・開発、生産、販売はグループレベルで展開していく。

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