台湾の無人運転電車向けにシーメンスがCBTC受注

電機大手の独シーメンスは7日、同社とスイスの鉄道車両大手シュタットラー、シンガポールのエンジニア大手STエンジニアリングからなるコンソーシアムが台湾の鉄道事業者、高雄捷運公司から鉄道路線の敷設を一括受注したと発表した。「紅線」「橘線」に続く高雄市の3番目の路線「黄線」を建設する。

シーメンスは無線列車制御システム(CBTC)「トレインガードMT」と、路線と車内機器の通信に用いるエアリンク無線システムを納入する。受注額は明らかにしていない。

黄線は全長22.8キロの路線。計29駅のうち28駅は地下駅となる。まずは2030年から13駅体制で運転を開始し、34年1月に全面開通する。

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