シーメンスがサウジにBEV充電器を供給

電機大手の独シーメンスは23日、サウジアラビアの複合企業であるペトロミンの傘下企業エレクトロミンに電気自動車(BEV)用充電器を供給すると発表した。同国は炭素中立実現に向けBEVの普及を目指しており、エレクトロミンは全国的な充電網を構築する意向だ。取引の詳細は明らかにされていない。

エレクトロミンに超高速直流充電器「Sicharge D」と商用・住宅用の交流充電システム「VersiCharge」を販売する。エレクトロミンは独自アプリを開発。ドライバーに近場の充電ステーションを知らせナビゲーションするとともに、充電と決済サービスを提供する。全国各地で充電できるようにすることで、BEVの受容度を高める狙いだ。

サウジは2060年までに炭素中立を実現する目標を掲げる。その一環として首都リヤドの自動車の30%を30年までにBEVとすることを目指している

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