エネ大手エーオンが電力・ガス料金引き下げ

独エネルギー大手エーオンは5月31日、国内の一般向け料金を9月1日付で引き下げると発表した。卸売価格が大幅に低下したことを受けた措置。値下げ幅は電力で平均18%、天然ガスで同28%に上る。特別契約顧客向けの料金も引き下げる意向だ。

欧州では昨年、ロシアのウクライナ進攻を受けてエネルギー価格が大幅に上昇した。取引所価格が高騰したためだ。現在は取引所価格が大きく下落していることから、値下げに踏み切るエネルギー企業が増えている。

価格比較サイト「チェック24」によると、天然ガスの卸売価格は5月時点で1メガワット時(MWh)当たり約32ユーロとなった。2022年平均(125ユーロ)の約4分の1にとどまる。

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