プレス部品のアルガイヤーが経営破たん、中国社による買収から1年足らずで

自動車や機械向けのプレス部品を製造する独アルガイヤー・グループが会社更生手続きの適用をゲッピンゲンク区裁判所に提出したことが分かった。同社は昨年7月、中国の自動車部品メーカー、ウエストロン・グループに身売りしたばかり。それから1年足らずで経営に行き詰った格好だ。支払い不能情報を公開する公的サイトの情報をもとに複数のメディが報じた。

アルガイヤーは独雇用者団体連合会(BDA)のディーター・フント元会長が長年オーナーを務めてきた企業。コロナ禍前から経営が悪化しており、2021年に自社売却に向けて動き出した。ウエストロンはフント家から株式88.9%を取得し、昨年夏に子会社化した。

アルガイヤーは昨年11月、ウエストロンの資本参加により経営が安定したと発表していた。

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