鉄道・交通労組EVGは29日、調停入りを求めるドイツ鉄道(DB)の提案を受け入れると発表した。調停期間中はストライキを行えないことから、EVGが先週に準備を開始した無期限ストは当面、実施されないことになる。
DBとEVGの賃金交渉は21日に決裂した。EVGの執行部はこれを受け翌22日、無期限スト入りの是非を問う組合員投票の実施を全会一致で決議していた。
EVGは29日の声明で、組合員投票は予定通り行うことを明らかにした。投票期間は4~5週間に上る見通し。調停が不調に終わった場合は無期限ストを実施する意向だ。