米投資会社による独ソフトウエアAGのTOBが成功

米投資会社シルバー・レイクは6月29日夜、独IT大手ソフトウエアAGに対する株式公開(TOB)でこれまでに63%以上の株式を確保したと発表した。50%プラス1株以上の確保をTOBの成立条件としていることから、事実上、買収に成功したことになる。今後は17日までTOBを実施。可能な限り速やかにソフトウエアAGの上場を廃止することを目指す。支配・利益移転契約は結ばない。

今回の買収計画はソフトウエアAG経営陣の支持を受けたもので、シルバー・レイクは4月下旬に発表した。その後、米投資会社ベイン・キャピタルが横やりを入れようとしたものの、ソフトウエアAGの筆頭株主であるソフトウエアAG財団がシルバー・レイクへの支持を貫いたことから、ベインは買収を断念。シルバー・レイクはベイン保有のソフトウエアAG株10.02%を取得することで合意が成立していた。

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