メルセデスの4-6月期販売6%増加、BEVは約2倍に

自動車大手の独メルセデスベンツが11日発表した4-6月期のグループ乗用車販売台数(超小型車ブランド「スマート」を含むメルセデスベンツ・カーズ)は前年同期比6%増の51万5,700台に拡大した。最高級部門の「トップエンド」が12%増の8万4,800台、同社のなかでは最低の価格帯である「エントリー」部門が11%増の15万4,100台と好調で全体をけん引。販売規模が最も多い「コア」部門は2%増の27万6,800台と小幅な伸びにとどまった。ブランド別(「メルセデス」と「スマート」)の販売台数は公表していない。

地域別でみると、アジアが10%増の23万9,200台と大きく伸びた。主力の中国が12%増の18万3,600台と全体をけん引。世界販売に占める同国の割合は35.6%に上った。足元の欧州は5%増の15万7,100台、北米は3%増の9万8,800台だった。

電気自動車(BEV)の販売台数は6万1,200台で、前年同期を96%上回った。乗用車販売全体の11.9%を占める。ブランド別ではメルセデスが123%増の5万6,300台と3ケタ台の伸びを記録。スマートは19%減の4,900台と振るわなかった。

上半期のグループ販売台数は101万9,200台で、前年同期比5%増だった。BEVは93%増の11万2,900台で、メルセデスは121%増の10万2,600台と大幅に伸びた。スマートは16%減の1万300万台に落ち込んだ。

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