ノルウェー電力大手オー・エネルシーの独子会社エコ・ストールが欧州最大級の蓄電施設を建設する計画だ。再生可能エネルギー発電が増えると、余剰発電量を一時的に蓄えるニーズが高まることを踏まえたもの。ゲオルク・ガルメッツァー社長がdpa通信に明らかにした。
独東部のザクセン・アンハルト州フェルダーシュテットに容量600メガワット時(MWh)の蓄電施設を建設し、2025年から操業を開始する。欧州で現在、最も大きい施設は米電気自動車(BEV)大手のテスラが英国で運営するもので、規模は196MWh。フェルダーシュテットに設置する施設はこの3倍に上る。ガルメッツァー氏は、理論上3万1,250世帯に24時間、電力を供給できると語った。
エコ・ストールは独北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州にも207MWhの施設を建設し、年末から操業を開始する予定だ。