走行制御装置をZFが共同開発、航続距離8%拡大

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは16日、スイスの自動運転ソフト開発会社エンボテックと共同で新たな定速走行・車間距離制御装置(ACC)を開発したと発表した。従来のACCと異なり、目前500メートルの道路情報をリアルタイムで恒常的に走行に反映できる強みがある。乗用車から大型トラックまでのあらゆる車両に搭載できる。

「エコ・コントロール4ACC」という装置を開発した。運転手は省エネを優先するのか、それとも走行時間の短縮を優先するのかを設定。省エネ優先の場合は航続距離を最大8%拡大できる。省エネと走行時間短縮をともに重視することを選べば、それに見合った最適な走行をアルゴリズムがリアルタイムで自動選択する。カーブや勾配、通行制限などのデジタル地図情報と、車載センサーで得られる情報が反映される。

上部へスクロール