ドイツ連邦統計局が18日発表した6月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで147.2(暫定値)となり、前月を0.8%上回った。同指数の増加は4カ月ぶり。航空宇宙分野の新規大型受注で水準が押し上げられた。
受注残高を地域別でみると、国内が0.8%、国外が0.9%の幅で伸びた。部門別では投資財が1.1%、消費財が0.8%増加。中間財は0.7%減少した。
「その他の輸送機器」は航空宇宙が好調だったことから6.5%増と大きく伸びた。構成比重の大きい自動車・自動車部品は4.9%減となり、これまでに引き続き縮小した。
受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月と同じ7.3カ月だった。部門別の内訳は投資財が10.1カ月(前月10.1カ月)、中間財が3.8カ月(3.8カ月)、消費財が3.5カ月(3.5カ月)となっている。