フォードのハンズフリー運転支援システム、独陸運局が承認

自動車大手の米フォードは28日、同社のハンズフリー運転支援システム「ブルークルーズ」が独連邦陸運局(KBA)の実用承認を受けたと発表した。同システムは米国とカナダで2021年に市場投入。今春には英市場にも投入されている。

ブルークルーズは「レベル2プラス」の自動運転システム。レベル2であるため、システムが作動しているときでもドライバーには監視義務があるものの、一般のレベル2と異なり高速道路を長時間、手放し運転できることから、ドライバーの負担が大幅に軽減される。

センサーで道路情報を検知・分析するほか、ドライバーの視線も常時監視。ドライバーが監視義務を怠った場合はシステムが速やかにオフとなる。不注意による事故を防止する狙いがある。KBAはアウトバーンの「ブルーゾーン」と呼ばれる区間でドライバーがハンズフリー運転することを承認した。

フォードはまず、電気自動車(BEV)「マスタング・マッハE」で同システムを独市場に投入する。数週間後に予約の受付を開始する意向だ。料金は明らかにしていない。英国では無料トライアル期間(90日)の終了後、月17.99ポンドが課金される。

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