BASFが旭化成のストレッチ素材に低炭素原料を供給

化学大手の独BASFは11日、旭化成のストレッチ素材「ロイカ」向けに、製品カーボンフットプリント(PCF)の少ない原料テトラヒドロフランを供給すると発表した。旭化成独自の取り組みも合わせるとロイカの二酸化炭素(CO2)排出量は従来製品に比べ約50%削減される。世界のアパレル市場ではサステナブルな原料を採用する傾向が強まっている。

BASFのテトラヒドロフランは、既存製品に比べPCFが大幅に削減されている。製造に際し使用する一定量の化石原料を再生可能原料に置き換えることで実現している。

旭化成はBASFのテトラヒドロフランを使用することで、既存製品に比べCO2排出量を約25%削減できる。さらに、旭化成独自のマスバランス方式と再生可能エネルギーを生産に導入することで、製品のCO2排出削減量を約25%上乗せする意向だ。

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