電力大手オーステッドが独洋上風力パークを合弁化

デンマーク電力大手オーステッドは17日、ドイツの北海海域に建設している洋上風力発電パーク「ゴーデ・ウインド3」の資本50%をファンド管理会社グレンモント・パートナーズに売却し合弁化すると発表した。理由は明らかにしていない。洋上風力発電プロジェクトをめぐっては高インフレと高金利を背景に採算見通しが悪化し撤退や凍結の動きが欧米で広がっている。オーステッドの今回の措置もリスク低減策の可能性がある。

ゴーデ・ウインド3は2017年と18年の入札でオーステッドが落札した2つのプロジェクトからなる。発電容量は計253メガワット(MW)。24年の稼働開始を予定している。

オーステッドは同パークの資本50%をグレンモントに4億7,300万ユーロで譲渡する。当局の承認を経て今後数カ月以内に取引が完了すると見込んでいる。

上部へスクロール