みずほフィナンシャルグループは20日、蘭アムステルダムにある現地法人の欧州みずほ銀行(MBE)と、みずほ証券の独フランクフルト現地法人みずほセキュリティーズヨーロッパ(MHEU)を合併し、欧州連合(EU)での銀行、証券事業を一体的に担うユニバーサルバンクに移行すると発表した。関連当局の認可などを取得し、2025年度をめどに移行を完了する。
MBEは現在、墺ウィーン、ベルギーのブリュッセル、西マドリード、MHEUは仏パリ、マドリードにそれぞれ支店を持つ。合併後は、MBEが存続会社となり、パリ、フランクフルト、マドリッドの3カ所に支店を設置する予定。ウィーン、ブリュッセル、独デュッセルドルフ、伊ミラノにあるみずほの拠点については、関連当局の認可などを得たうえで廃止し、金融サービスの提供をMBEの本支店へ集約する。