BASFが中国銀から低利融資確保

化学大手の独BASFは23日、中国大手銀行のシンジゲート団から400億人民元(約50億ユーロ)の融資を受けることで合意したと発表した。金利が世界的に上昇するなか、中国の金利は相対的に低いことから、人民元建てで資金を調達する動きが国際的な企業の間に広がっている。BASFもこの市場環境を利用した。

同社は広東省湛江に総合生産施設(フェアブント拠点)を建設している。投資総額は最大100億ユーロで、その80%を債務で賄う計画。

今回の契約は期間が15年。返済のオプションに柔軟性があることから、資金管理を最適化できるとしている。

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