11月も失業者数実増

ドイツ連邦雇用庁(BA)が30日に発表した11月の失業者数は260万6,000人となり、前月を1,000人、下回った。11月は例年、失業者数が減少する。季節要因を加味したベースでは2万2,000人増とこれまでに引き続き拡大しており、アンドレア・ナーレス長官は、景気低迷の影響が出ていると述べた。就労者数の拡大がほぼ頭打ちとなっているほか、求人件数の減少が続いている。

失業率(季節調整前)は5.6%で、前月を0.1ポイント下回った。前年同月に比べると0.3ポイント高い。

国際労働機関(ILO)基準の10月の失業率は3.1%で、前月を0.1ポイント上回った。

11月の求人件数は73万3,000件となり、前年同月を9万件下回った。求人指数BA-X(2015年=100)は前月を1ポイント下回る115。前年同月比では下げ幅が15ポイントに上った。

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