Ifo経済研究所は24日、2024年の独国内総生産(GDP)予測を下方修正した。連邦議会の予算委員会で190億ユーロ規模の歳出削減が決議されたことを受けたもので、前回予測(12月)の実質0.9%から0.7%へと引き下げた。Ifoの景気研究主任は「企業と世帯の負担は増える。あるいは負担軽減の規模が縮小する」と述べた。
ドイツではコロナ禍対策の起債枠をDX・GX基金に転用した政府・与党の措置を違憲とする連邦憲法裁判所の判決が11月に下した。政府はこれを受け、予算の抜本的な見直しを余儀なくされている。