不動産大手ヴォノヴィアが24時間無人ショップを開設

独不動産最大手ヴォノヴィアは26日、ミュンヘンに無人ショップを開設した。スタートアップ企業レイトバードと共同実施するパイロットプロジェクトで、食料品と日用品を1日24時間・週7日体制で販売。自動車を持たない人や高齢者、夜間などのシフト勤務を行う人の利便性を高める狙いだ。

パージング地区ロルツィング通りに自動販売機型のショップを開設した。ヨーグルトや冷凍ピザなどすぐに食べられる商品を中心に650種類を販売する。利用者はタッチパネルで注文を行う。コーヒーなどホットドリンクの自販機もある。

ドイツではスーパーマーケットの取扱商品数が平均1万5,000種類に上る。このため同ショップはスーパーと競合するものではなく、補完するものと位置付けられている。

ヴォノヴィアは同地に計37棟のアパートを持つ。世帯数は計700で、およそ2,500人が住んでいる。近くにスーパーマーケットがないことから需要があると予想。白羽の矢を立てた。入居者の関心は高いという。

店舗のコンセプトはレイトバードが策定した。商品の種類決定や補充など運営も同社が担当する。

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