高級乗用車大手の独BMWは1日、墺シュタイルにある工場で電気自動車(BEV)用駆
動装置(eドライブ)の生産ホールが完成したと発表した。すでに機械の搬入・取
り付けを始めており、7月にプレシリーズ生産を開始。2025年秋からは次世代主力
モデル「ノイエ・クラッセ」向けの量産に着手する計画だ。
eドライブ生産ホールにはトランスミッションをメインモーターに組み込む全長30
メートル超のマリッジステーションをはじめ約300台の機械・設備が設置される。
投資額は5億ユーロ超。同社は将来的にシュタイル工場でeドライブを年60万セット
以上、生産する意向で、投資総額は30年までに約10億ユーロに達する。