仏自動車部品大手フォルヴィアは19日、今後5年間で全従業員の13%に当たる最大1万
人を削減すると発表した。コスト削減プログラム「EUフォワード」の一環で、同社が
2021年に買収した独子会社ヘラーも対象となる。
フォルヴィアは28年までにコストを年5億ユーロ圧縮する計画で、主力事業地域の
EMEA(欧州・中東・アフリカ)では売上高営業利益率を23年の2.5%からコロナ禍前
の水準である7%に引き上げる。人員削減は主に退職と新規採用の抑制を通して進め
ていく。
ヘラーでの人員削減の規模は明らかにされていないが、同子会社は16日、自動化と事
業の統廃合を通して28年までに年コストを4億ユーロ圧縮する方針を表明した。ドイ
ツ国内の従業員代表と今後、協議を行う意向だ。