ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日に発表した1月1日時点の乗用車保有台数は4,909万
8,685台となり、前年同日を0.7%上回った。内燃機関車は減少したものの、環境対応
車が増えて全体が押し上げられた。
電気自動車(BEV)は39.1%増の140万8,681台と大きく伸びた。プラグインハイブ
リッド車(PHV)は6.6%増の92万1,886台で、PHVを含むハイブリッド車(HV)は
24.5%増の291万1,262台だった。
ガソリン車は1.1%、ディーゼル車は2.0%の幅で落ち込んだ。ガソリン車とディーゼ
ル車の合計は約4,440万台と全体の9割を占めている。
排ガス性能別みると、ユーロ6対応車は6.9%増え、シェアは46.1%となった。ユーロ
5対応車は3.9%減、ユーロ4対応車は7.0%減だった。
車両区分別でみると、コンパクトカーは1.4%減ったものの、シェアは23.2%で首位
を保った。2位は小型車で17.7%(0.8%減)。新車登録1位のSUVは11.2%増えたもの
の、シェアは12.2%で3位にとどまった。
保有車両の平均車齢は10.3年だった。