電解槽新興のサンファイヤーが3億ユーロ超の資金を確保

グリーン水素の生産に必要不可欠な電解槽の開発・生産を手がける独スタートアッ
プ企業サンファイヤーは5日、事業拡張資金3億1,500万ユーロを確保したと発表し
た。同社はすでに補助金2億ユーロを獲得しており、これまでに得た資金の総額は5
億ユーロを超えた。
サンファイヤーは独東部のドレスデンに本社を置く2010年設立の企業。アルカリ水
電解装置と固体酸化物形電解セル(SOEC)水電解装置の量産化を目指しており、
2030年までに数ギガワット(GW)を設置する目標だ。従業員数は500人を超える。
同社は今回、米アマゾンなど既存の出資者とリヒテンシュタインの銀行LGTなど新
規の出資者から総額2億1,500万ユーロの出資を受けた。また、欧州連合(EU)の政
策金融機関である欧州投資銀行(EIB)から最大1億ユーロの融資を受けることで合
意した。

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