独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の中国法人は11日、安徽省合肥市の拠点に
25億ユーロを追加投資すると発表した。新設したフルコネクテッド電動車開発・イ
ノベーション・調達センターの開発能力拡大と、新モデルの生産能力確保に充て
る。
同センターは自社の開発・調達能力を統合するとともに、現地サプライヤーを早い
時点で製品開発に関与させ、車両開発時間を約30%短縮するために開設された。同
国のトレンドに合致した製品を速やかに市場投入できるようにする狙いがある。同
センターにはすでに10億ユーロを投資した。ドイツ以外の開発拠点では最大だ。
VWは昨年7月、電気自動車(BEV)の新興メーカー小鵬汽車(XPENG)と協業合意し
た。VWブランドの中型BEV2モデルを共同開発。まずは2026年にSUVを市場投入す
る。今回表明した追加投資の一部を小鵬と共同開発するモデルの生産に振り向け
る。