ダイムラーが電気トラックを印市場に投入

商用車大手の独ダイムラー・トラックは17日、子会社三菱ふそうの小型電気トラック
「eキャンター」をインドで発売すると発表した。ダイムラーが同国市場に電気自動
車(BEV)を投入するのは初めて。同社が取り組む脱炭素化をインドでも進めてい
く。
ダイムラーは欧州、日本、米国で販売するトラックとバスを2039年までにすべて炭素
中立の製品にするという目標を掲げる。世界全体でも同目標を50年までに実現する考
えだ。
印市場ではその第一歩としてeキャンターを6〜12カ月後をめどに市場投入する。同国
で販売する車両を全面的に炭素中立の製品にする時期は未定。充電・水素補給インフ
ラの普及状況、グリーン・エネルギーの供給事情、コストパリティ、顧客の受容度と
いった外的な要因次第だとしている。
同社はこの事情を踏まえ、eキャンターでは当面、製品・サービスの質と顧客受容度
の向上に注力する意向を表明した。

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