経営破たんの百貨店ガレリア、16店舗を閉鎖へ

1月に経営破たんした独百貨店大手ガレリア・カールシュタット・カウフホーフは27
日、国内92店舗のうち16店舗を閉鎖すると発表した。立地条件と家賃を踏まえ選別を
行った。倒産処理計画が5月28日の債権者集会で承認されるかどうかが次の焦点とな
る。
ガレリアは親会社である墺シグナ・ホールディングの経営破たんを受け、連鎖倒産に
追い込まれた。シグナから借り受けている店舗では重い賃貸料負担が経営の足かせと
なっていた。米投資会社NRDCと独事業家ベルント・ベーツ氏の投資会社BBカピタルが
共同買収することですでに合意が成立している。
閉鎖される店舗のうち3カ所を首都ベルリンが占めており、同市の店舗は5カ所に減る
ことになる。また、エッセン本店が閉鎖されることから、本社機能はデュッセルドル
フ・シャドウ通り店に移管される。

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