ベルリンのスマートシティ計画に三菱電機が参画

三菱電機は20日、ドイツの首都ベルリンで進められているスマートシティ・プロジェ
クト「ベルリンTXL」に参画すると発表した。100%子会社である三菱電機ヨーロッパ
のドイツ支店が、同プロジェクトを開発・管理するベルリン州立企業テーゲルプロ
ジェクトとパートナーシップ契約を結んだ。
ベルリンTXLはベルリン・テーゲル空港の広大な跡地で2021年に始まった再開発プロ
ジェクト。エネルギーの効率的な利用、環境に優しい移動手段、清潔な水、リサイク
ル、持続可能な建築と新素材の活用、ネットワークによるシステム制御など21世紀の
都市の課題に対応することを目指している。
両社はベルリンTXLの既存ビルで、三菱電機が開発したネット・ゼロ・エネルギー・
ビル(ZEB)技術の実証を行い、建物の省エネ性・快適性の向上や運用効率化を図
る。
テーゲルプロジェクトのフランク・ヴォルター最高経営責任者(CEO)とベルリン州
のカイ・ヴェグナー首相は17日、鎌倉市にある三菱電機のZEB技術実証棟「サスティ
エ」を訪問。ヴェーグナー氏は「ベルリンは、三菱電機との協力によってもたらされ
る機会を活かし、街の発展につなげていきます」と述べた。

上部へスクロール