化学大手の独BASFは18日、リチウムイオン電池の生産工程で発生する残材の有効活
用に向け電極コーティング材のリサイクルを手がける独WHWリサイクリングと協業
すると発表した。再生された正極材料の供給を受ける。
WHWリサイクリングは独南部のバウデンバッハにある自社工場内に電池残材の分離
設備2基を新設し、今年末から稼働を開始する。正極材ではコーティング用のアル
ミ箔を高効率に分離。BASFは分離後に残った正極材料を精錬し、自社の正極材に投
入する。
WHWリサイクリングは独リサイクル企業ヴァルヒ・ホールディングとスロバキアの
廃棄物処理企業であるフェクプラル(Fecupral)のオーナーが設立した合弁会社。