商用車大手のダイムラー・トラックは19日、西南ドイツのマンハイムにある工場内
で電池技術の中核拠点、バッテリー・テクノロジー・センター(BTC)の棟上げ式
を行った。トラック・バス向けの電池とその生産に関する知見・ノウハウを獲得。
電気自動車(BEV)の重要なバリューチェーンを社内で保持できるようにする。雇
用規模は約100人に上る。
BTCは電池セル領域と電池パック生産用パイロットライン領域で構成される。セル
領域では電池化学と生産プロセスに関する知見を獲得。電池パック生産用パイロッ
トライン領域では量産に向けて組み立てのノウハウを取得する。量産は2020年代後
半にマンハイム工場で開始する計画だ。
マンハイム工場では長年、エンジンとエンジン部品を製造してきた。車両の電動化
に伴い将来は電池工場へと移行していく。