Ifo経済研究所が22日に発表した独化学業界の6月の景況感指数(DI)はマイナス4.5
ポイントとなり、前月のプラス4.9ポイントから大幅に悪化した。同指数の低下は5カ
月ぶり。前月は2年2カ月ぶりにプラスの領域に回復していたが、再びマイナスの領域
へと落ち込んだ。調査担当者は「独化学業界の上昇は途切れた」と述べた。
現状判断を示す指数がプラス1.1ポイントからマイナス3.6ポイント、今後の6カ月の
見通しを示す期待指数がプラス8.8ポイントからマイナス5.3ポイントへとともに落ち
込んだ。
生産計画指数と輸出の見通しを示す指数もそれぞれ7.5ポイント減のマイナス0.2ポイ
ント、5.8ポイント減のマイナス1.5ポイントと悪化した。
受注残高に関する指数は8.0ポイント増のマイナス35.3ポイントへと改善した。た
だ、数値自体は極端に低く、受注不足解消の見通しが立たない企業が依然として圧倒
的に多い。
い。