市場調査大手GfKとニュルンベルク市場決定研究所(NIM)が27日に共同発表したドイ
ツ消費者信頼感指数の9月向け予測値は、8月の確定値(−18.6ポイント)を3.4ポイ
ント下回るマイナス22.0ポイントと大きく低下した。リセッション入り懸念や失業者
の増加など消費マインドを冷え込ませる要因の増加が響いた格好。調査担当者は「景
気の安定・持続的な回復への期待はさらに先送りされざるを得ない」と述べた。
所得の見通しに関する8月の指数(9月向け予測値の算出基準の1つ)は前月を16.2ポ
イント下回る3.5ポイントと特に大きく低下した。下げ幅は2022年10月以降で最大
だ。
景気の見通しに関する8月の指数(同)も7.8ポイント減の3.5ポイントに低下。高額
商品の購入意欲に関する8月の指数(同)は2.5ポイント下がりマイナス10.9ポインと
なった。
前月に低下した貯蓄性向は再び上昇している。