自動車業界の景況感一段と悪化

Ifo経済研究所が4日に発表した独自動車業界の8月の景況感指数(DI)はマイナス
24.7ポイントとなり、前月のマイナス18.5ポイントから一段と悪化した。直近の
ピークである4月の時点ではゼロに近い水準まで回復していたが、その後は悪化。7
月以降は急下降が続いている。
景況感を強く押し下げたのは今後6カ月の見通しを示す期待指数で、前月のマイナ
ス29.5ポイントからマイナス40.5ポイントに落ち込んだ。現状判断指数は0.3ポイ
ント減のマイナス7.2ポイントとほぼ横ばいを保った。
調査担当者は「独自動車業界の企業は新規受注不足にあえいでいる。特に国外から
の」と述べた。これを反映し輸出期待指数は3カ月連続で急落。マイナス29.6ポイ
ントとなった。雇用にも影が落ち始めており、雇用の見通しに関する指数は前月の
マイナス15.6ポイントからマイナス27.6ポイントに低下した。

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