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2024/9/11

ドイツ経済ニュース速報

電機業界の新規受注、1年1カ月ぶりに増加

独電気電子工業会（ZVEI）が10日に発表した同国電機業界の7月の新規受注高は前年 同月を20.8％上回った。増加は1年1カ月ぶり。比較対象の2023年7月は水準が低かっ たことから、今年7月はそのベース効果で大きく拡大した。 国内受注が34.6％、国外受注が8.9％の幅で増加。国外の内訳はユーロ圏（ドイツを 除く）が8.1％増、ユーロ圏外が9.2％増だった。 1〜7月の新規受注高は前年同期を10.2％下回った。国内が11.0％減、ユーロ圏が 9.5％減、ユーロ圏外が10.5％減となっている。 7月の生産高は物価調整後の実質で前年同月を4.9％下回った。1〜7月は前年同期比9. 3％減だった。 8月の生産計画（先行き3カ月）で「拡大」を見込む企業の割合から「縮小」の割合を 引いた数（DI）は0.9ポイントとなり、前月（−2.1ポイント）から改善した。生産増 を予想する企業の割合が生産減予想の企業をわずかに上回っている。 8月の業界景況感指数（DI）は前月のマイナス11.5ポイントからマイナス11.1ポイン トへとやや改善した。現状判断を示す指数がマイナス22.0ポイントからマイナス17.1 ポイントに上昇したためで、今後6カ月の見通しを示す期待指数はマイナス0.4ポイン トからマイナス4.8ポイントへと下落した。 8月の輸出期待指数（DI、先行き3カ月）は横ばいのマイナス2.1ポイントだった。 7月の業界売上高は前年同月比2.7％減の181億ユーロに縮小した。国内が3.7％、ユー ロ圏が4.3％、ユーロ圏外が0.4％の幅で低下した。 1〜7月は前年同期比7.4％減の1,284億ユーロ。内訳は国内が7.8％減の615億ユーロ、 ユーロ圏が6.5％減の242億ユーロ、ユーロ圏外が7.4％減の427億ユーロだった。