上期企業倒産25%増加

ドイツ連邦統計局が11日に発表した2024年上半期の企業倒産件数は1万702件となり、
前年同期に比べ24.9%増加した。独商工会議所連合会(DIHK)は製造業で増加幅が
29%強に達したことを指摘。鉱工業生産の低迷長期化や国外移転の加速といった問題
も踏まえ、経済の重要な基盤が失われようとしていると危機感を表明した。
負債総額(倒産企業が抱える債務の合計)は324億ユーロとなり、前年同期(139億
ユーロ)の2.3倍に膨らんだ。
1万社当たりの倒産数は31.2社に上った。同割合が最も高い業界は運輸・倉庫で60.9
社を記録。これに建設が47.4社、その他の経済サービス(人材派遣など)が46.8社、
飲食が40.8社で続いた。

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