ドイツ連邦統計局が20日に発表した2024年第2四半期の住宅価格指数(暫定値)は
前年同期比2.6%減となり、7四半期連続で落ち込んだ。高金利などを背景に住宅需
要が減少し、価格の低下が続いている。ただ、下げ幅は3四半期連続で縮小。ピー
ク時の23年第3四半期(−10.2%)に比べると7.6ポイント小さくなった。
7大都市(ベルリン、ハンブルク、ミュンヒェン、ケルン、フランクフルト、シュ
ツットガルト、デュッセルドルフ)では下げ幅が3世帯以上の集合住宅で4.0%、1
世帯・2世帯住宅で1.5%に上った。7大都市以外の大都市(人口10万人以上)はそ
れぞれ0.1%、4.9%、人口が希薄な郡は同6.5%、5.0%だった。
住宅価格は前期比ではプラス1.3%となった。上昇は22年第2四半期以来で8四半期
ぶり。7大都市では上げ幅が集合住宅で1.6%、1世帯・2世帯住宅で2.3%に上っ
た。7大都市以外の大都市はそれぞれ1.4%、1.3%となっている。