独電気電子工業会(ZVEI)が20日に発表した同国電機業界の7月の輸出高は198億
ユーロとなり、前年同月を2.1%上回った。増加は3カ月ぶり。ユーロ圏外向けが4.
5%増の137億ユーロとなり、全体をけん引した。ユーロ圏は2.9%減の61億ユーロ
と振るわなかった。
ユーロ圏外では英国(12.3%増の8億4,900万ユーロ)、チェコ(12.1%増の7億
4,800万ユーロ)、韓国(10.2%増の2億9,700万ユーロ)で2ケタ台の伸びを記録。
最大の仕向け先である中国(5.3%増の22億ユーロ)と米国(5.2%増の22億ユー
ロ)も好調だった。日本(0.7%減の2億6,200万ユーロ)、ポーランド(8.1%減の
8億1,300万ユーロ)、トルコ(15.9%減の3億2,900万ユーロ)、台湾(21.4%減の
2億3,900万ユーロ)は落ち込んだ。
ユーロ圏ではスペインが8.4%増の7億1,200万ユーロに拡大した。フランスは0.1%
減の12億ユーロ、オーストリアは5.6%減の8億600万ユーロ、イタリアは6.6%減の
8億9,000万ユーロ、オランダは9.7%減の11億ユーロに縮小した。
1〜7月の輸出高は1,439億ユーロで、前年同期比を2.9%割り込んだ。ユーロ圏向け
が6.6%減の477億ユーロ、ユーロ圏外向けが2.9%減の962億ユーロに後退してい
る。
1〜7月の輸入高は7.9%減の1,455億ユーロで、電機の貿易収支は16億ユーロの赤字
だった。