ドイツ鉄道が出張用早割サービス導入

ドイツ鉄道(DB)は18日、企業顧客向けの早割サービス「シュパールプライス・ビジ
ネス」を来年1月1日から1年間、導入すると発表した。個人顧客を対象とする同等の
サービス「シュパールプライス」と異なり、キャンセル時に料金の払い戻しが行われ
る。料金は27.99ユーロから。十分な需要があれば、2026年以降も継続する意向だ。
シュパールプライスでは乗客がキャンセルした場合、払い戻しは現金でなく、商品券
の形で行われる。このルールは企業顧客に不評で、出張ニーズ取り込みの足かせと
なっていることから、DBはシュパールプライス・ビジネスを導入。料金を直接、顧客
企業に払い戻すことにした。乗車1日前のキャンセルでは料金10ユーロを徴収する。
DBを出張で利用した乗客は昨年2,900万人に上った。コロナ禍1年目の20年(1,500万
人)から大幅に回復したものの、コロナ禍前の水準をなお24%下回っている。

上部へスクロール